初心者向け作成ガイド 2026年8月10日更新 約8分で読めます

バーコードの作り方|用途別の選び方・作成手順・印刷チェック

バーコードの作り方は、いきなり画像を生成するよりも、まず用途に合う形式を選び、入力データを整えてから作成するのが基本です。このページでは、JAN・Code128・Code39・ITF・QRコードの使い分け、無料ツールでの生成手順、印刷後に読み取れるかを確認する方法まで順番に解説します。

作り方を4ステップで見る バーコードを作成する 種類を比較する
Step 1 用途と形式を決める
Step 2 番号・文字列を準備
Step 3 画像を生成・保存
Step 4 印刷と実機で確認

テスト用の番号で画像を作れることと、正式な商品コードとして利用できることは別です。商品流通や取引先納品では、公式の登録条件と相手先の仕様を優先してください。

プリンターとラベル、バーコードスキャナーを使ってバーコードを作るイメージ
バーコードは、形式を選び、画像を作り、実際の印刷と読み取りまで確認して完成です。

バーコードの作り方は4ステップ

バーコードの作り方を迷ったら、次の順番で進めます。最初に「何を識別したいか」を決めると、JANを使うのか、Code128やQRコードを使うのかが整理しやすくなります。

  1. 用途を決める:商品販売、社内在庫、物流、URL共有など、読み取った後の使い道を明確にします。
  2. 形式を選ぶ:用途と入力できる文字種に合うバーコードを選びます。
  3. データを入力して生成する:桁数、先頭ゼロ、チェックデジット、開始・終了文字などを確認します。
  4. 印刷して読み取る:画面上で見えるだけで合格にせず、本番の用紙とスキャナーで確認します。

単に「数字をバーコードに変換する」だけならすぐ作れますが、商品コードや物流ラベルとして使う場合は、番号の管理と印刷条件まで含めて作業します。

用途別にバーコードの種類を選ぶ

形式は見た目ではなく、用途・入力文字・読み取り機器で選びます。商品を小売店で共通管理する場合と、自社だけで在庫番号を読む場合では、適したバーコードが変わります。

形式向いている用途入力の考え方本站の入口
JAN(EAN-13/EAN-8)商品・小売・POS数字と規格上の桁数。正式流通では番号登録を確認JANコード作成
Code128社内管理・物流・伝票英数字やハイフンなどの管理番号を扱いやすいCode128作成
Code39資産・工業・既存設備英大文字、数字、一部記号。機器仕様を確認Code39作成
ITF / ITF-14段ボール・外装ケース数字中心で偶数桁などの入力条件があるITF作成
QRコードURL・テキスト・連絡先二次元コード。スマートフォンでの利用に向くQRコード作成
NW7 / Data Matrix図書・会員カード・小型部品業界や機器の指定がある場合は仕様を優先種類一覧

どの形式が合うか決めにくい場合は、先にバーコードの種類ガイドで用途を比較し、必要なデータ形式がわかってから生成画面へ進むと失敗しにくくなります。

商品用の線形バーコード、Code128のような線形バーコード、QRコードを比較するイメージ
形式ごとの見た目が似ていても、用途と入力条件は異なります。先に使い道を決めます。

入力データを準備する:桁数・文字種・正式番号を確認

バーコード画像は入力データを視覚化したものです。作成前に、元の番号や文字列を表計算シートや商品台帳で確定し、入力ミスを減らします。

  • JAN:13桁または8桁の規格を確認します。12桁を入力して最後のチェックデジットを計算する場合は、生成結果の番号も記録します。
  • Code128:英数字やハイフンを含む社内番号に向きます。読み取った後のシステムが大文字・小文字や記号をどう扱うかも確認します。
  • ITF:数字のみ、偶数桁などの条件を確認します。外装ケース用か、商品単体用かを混同しないようにします。
  • QRコード:URLやテキストを入力できます。URLの入力ミス、https、アクセス先の公開範囲を生成前に確認します。
  • テストデータ:サンプル番号は読み取り確認用と明記し、正式な商品コードや取引先番号と混ぜないようにします。
大切な区別:無料ツールでバーコード画像を作れることは、GS1事業者コードや商品番号が正式に発行されたことを意味しません。全国流通の商品に使う場合は、GS1 JapanのGTIN/JAN案内を先に確認してください。

無料ツールでバーコード画像を作成・保存する手順

  1. 生成ページを開く:汎用的なデータならバーコード作成ツール、商品用ならJANコード作成など目的に合うページを選びます。
  2. 形式を選択する:先ほど決めた形式と、入力欄の説明が一致しているか確認します。
  3. データを貼り付ける:先頭ゼロがある番号は、Excelなどで数値に変換されていないか確認します。
  4. プレビューを確認する:バーの欠け、文字の切れ、白い余白、サイズ設定を確認します。
  5. 用途に合う形式で保存する:一般的な資料や試作はPNG、拡大縮小や印刷品質を重視する場合はSVGなど、貼り付け先に合わせます。

Excelやラベルソフトへ貼り付ける場合も、貼り付け後に画像の縦横比を変えないことが重要です。複数のコードを作る場合は、まず1枚で読み取りテストをしてから、一括作成ラベル作成へ広げます。

画像を作った後に読み取り結果を確認したい場合は、バーコード読み取りツールで画像を試せます。ただし、スマートフォンで読めても本番スキャナーで同じ結果になるとは限りません。

印刷したバーコードの余白とサイズを定規、スキャナー、プリンターで確認するイメージ
生成後は、余白・サイズ・印刷状態を確認し、本番で使う読み取り機器で試します。

バーコード作成で避けたい5つの失敗

  1. 用途を決めずに、見た目が似ている形式を選ぶ。
  2. JANのような正式商品コードと、テスト用のサンプル番号を同じ台帳で扱う。
  3. Excelで先頭ゼロを消したり、画像を縦横に変形したりする。
  4. 画面上のプレビューだけで合格にして、印刷や本番スキャナーを試さない。
  5. 読み取りに失敗した時、形式だけを疑い、余白・倍率・紙・反射を確認しない。

原因を切り分ける時は、一度に複数の条件を変えず、サイズ、用紙、印刷濃度、スキャナー距離を一つずつ確認します。

バーコードの作り方 FAQ

Q. バーコードは無料で作れますか?

番号や文字列を用意していれば、無料のオンラインツールで画像を作成できます。ただし、正式なJAN/GTINの登録や商品番号の重複管理は別の作業です。

Q. JANとCode128はどちらを選べばいいですか?

小売商品を共通管理するならJAN、社内番号・物流・伝票で英数字を扱うならCode128が候補です。販売先や読み取り機器の仕様がある場合は、そちらを先に確認してください。

Q. Excelでバーコードを作れますか?

オンラインツールでPNGやSVGを作り、Excelへ画像として貼り付ける方法が簡単です。先頭ゼロを含む番号は文字列として扱い、貼り付け後に縦横比を変えないでください。

Q. 作ったバーコードが読み取れない時はどうしますか?

左右の余白、縦横比、黒白のコントラスト、印刷倍率、にじみを確認し、本番の用紙とスキャナーで試します。スマートフォンだけで合格にしないことが大切です。

Q. サンプル用の数字を商品バーコードに使えますか?

テスト用として作成することはできますが、正式な商品流通に使う前に、GS1 Japanの登録条件、番号の管理、販売先の仕様を確認してください。画像を作れたことだけでは正式運用を保証しません。

参考資料

登録条件、印刷仕様、取引先の入稿要件は更新されることがあります。正式な商品流通では、最新の公式資料と販売先の指示を優先してください。

この記事を書いた人

Yuki Tanaka
Yuki Tanaka

バーコード・流通システム専門ライター

バーコードの種類、入力条件、印刷後の読み取り確認を、作成ツールを使う人の手順に沿って整理しています。制度上の判断が必要な箇所は、公式資料と販売先の条件を優先してください。

最終更新:2026年8月10日